2010年10月8日金曜日

哀愁漂う“おわら”に魅せられて

30周年プレ企画「風の盆」ツアー》
 越中八尾風の盆。人間講座にも登場頂いた高橋治氏の小説「風の盆恋歌」で全国的に有名になった。三百数十年続く町民文化の伝統を、観光化・商業化を排しつつ守っている。その優雅な音色と踊りに魅せられ始まった「風の盆有志ツアー」は人間講座番外編へと繋がり、そして「東京革新懇ツアー」へ発展して17年間。ファイナルとした今年は、「結成30周年記念プレ企画・風の盆ツアー」として、127名が新宿と立川(三多摩革新懇)の2コースから参加。「二百十日」を無事にと祈る盆踊りは、特に9月3日の最終日を名実ともに一年の節目とする、町民本位のもの。私たちはそれを尊重し共に楽しむ立場で参加しており、観光協会の方々からも評価を頂いている。今回は記念行事として、宿泊会場のホテルに、保存会の有志、指導員の歌い手、胡弓・三味線の名手、男女の踊り手さん計9名の演舞を鑑賞。その感激と余韻をもって町中に繰り出し、町毎の輪踊り・流しを夜更けまで堪能した。延べ、1265名のツアー参加者は、革新懇に初めて触れる方も多数占め、バス内外の交流など“革新懇の裾野を拡げる”上でも貢献できたのではと思っている。(第17回「風の盆」ツアー実行委員長 中山浩彰)

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