2017年4月27日木曜日

酒井 広さんを偲んで
              角倉 洋子(東京革新懇世話人)


昭和の名司会者・酒井 広さんが91歳でこの世を去った。とても寂しい。
NHKアナウンサーを経て、80年代日テレ「酒井広のうわさのスタジオ」で司会を務めた。フリーになり東京革新懇の世話人として集会や街頭から、「戦争は絶対してはいけない。憲法を大切にしよう!」と訴え、聞くものに感動を与えてくれた。酒井さんの平和への原点は、学徒出陣で逝った実兄にある。遺骨のない箱の中で見た小さな石に変わり果てた兄の姿。その衝撃は、旅立つまで消えなかったと思う。
 私が主宰していたダカーポのイベントで、お弟子さんを交えた「語りの会」は忘れられない。水上勉作『越後つついし親知らず』松本清張作『声』等々、聴くものを魅了する酒井さんの語りの世界は素晴らしかった。
 あしなが育英会のスピーチ講師、カンボジアに学校を自費で建て、毎年カンボジアの子どもを援助するなど多岐にわたって活躍された酒井さん!千の風になって私たちに平和と愛の力を降り注いで下さい。  合掌。 

酒井 広さん(東京革新懇世話人)
1926年43日 東京府東京市京橋区生まれ
法政大学 NHKアナウンサー、その後フリーとなり日本テレビ・テレビ朝日等で活躍。名司会者と言われた。

長年、東京革新懇世話人を担っていただいた。

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