多くの人たちと手をつなぐ活動を
戦争法案が国会で審議され、国民の理解を得ぬまま、多数の憲法学者もこの法案を「憲法違反」としているのに採択を強行しようとしているのは許せません。私も国会前で「もう黙ってはいられない・戦争法案に反対する宗教者の会」の一人として声を上げています。
右翼論壇誌とされる「WILL」8月号で日本防衛大学校名誉教授佐瀬昌盛氏は「早い段階で自衛隊は派遣先で犠牲者を出したほうがよかったのではないか」「自衛官の「戦死」に免疫性を持つべきではないか」という暴論まで述べています。同誌で石原慎太郎氏も(自衛隊は)「一旦緩急の際にはその身の危険を覚悟の者たちによって構成されているもののはずではないか」と「自衛官の身の安全は保障されるのかなど」「アホと違うか。軍人(自衛隊は歴とした国軍である)は、その職務において一身をなげうつ覚悟を決めている。」と書き、同誌冒頭の「朝四暮三」欄の加地伸行氏と共鳴しています。いやはや恐ろしいことが起きていると思わざるをえません。
さて私は小学校教師を退職後地域の神社の神主となり、宗教者として大震災犠牲者追悼、原水禁大会での終日の断食の祈りや灯ろう流し、「沖縄と心をつなぐ諸宗教の祈りと市民の集い」などに参加してきました。全国革新懇総会でも発言し「もっと地域の宗教者に平和や命の問題で声をかけて…」と訴えました。
政治家が「神道政治連盟」を名乗って宗教を利用し、安倍内閣閣僚のメンバーの多くもこのメンバーだそうです。ますます許せない思いです。憲法解釈を勝手に変えて「戦争ができる国」へ日本の舵をきることなど、まさに「もう黙ってはおれない」は宗教者だけではないはずです。
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