田部章さんを偲ぶ
子どもを愛し、
共同のたたかいの大黒柱として
丁 弘之 (府中革新懇)
東京革新懇、三多摩革新懇の世話人で府中革新懇の事務局長を長年務められた田部章さんが7月4日、多摩総合医療センターで永眠されました。享年80歳。「お別れ会」が7日・8日の両日、府中の森市民聖苑にてご家族、親族を始め長年の友人・知人が多数参列ししめやかに執り行われました。
田部さんは、長らく府中で教員を務め「私たち父母は、失礼ながら“たべちゃん”と呼んでいました。将棋や手作りの竹とんぼ、どんぐり笛など昔からの遊びを教えて下さり、いっしょに遊んで下さいました。子供たちを愛し、子どもたちがいつも笑顔で伸び伸び元気に遊んでほしい、それが一番の願いだったのでしょうね。“たべちゃん”は真の教師だったと思います」との弔辞がささげられました。退職後は教職員組合で培われた力を存分に発揮され、市民運動の先頭に立たれ「9条の会」、「憲法フェスタ」、また原水協理事長として奮闘されました。なかでも府中革新懇の事務局長として地域の平和・民主、革新の共同のたたかいの文字通り大黒柱として生涯を全うされました。「教え子を再び戦場に送らない」が田部さんの原点。若者の命と人生を奪う安倍内閣の暴走。「火を継ぐ者」として遺志しっかり受け継いで行きたい。